浅野弁護士の事件簿
事件No・002「ローンが払えなくなったら、払わな
い!」
(記・2001年1月)
Aさんは、ある製造メーカーに勤務していました。
が、残業時間が減少して、毎月の住宅ローン「11万円」が
支払えなくなってしまいました。
最初はクレジットカードでキャッシングして、ローンを返済していました。
このカードの決済の為に、消費者金融、信販から次々と借り入れ、
自転車操業的に、悪循環の弁済をしていました。
これで借金が雪だるま式に膨らみ、ついには10日で3割の違法金融に
手を出してしまいました。
住宅ローン以外の借金100万円が、6ヶ月で800万円になってしまいました。
最後には、違法業者が勤務先に弁済を求めて立ち現れ、
会社を解雇されてしまいました。
Aさんの最初の間違いは、払えなくなったローンを、
より金利の高い借金をして払ったことにあります。
そして、その借金を返済する為、さらに金利の高い借金をして、
支払いに当てるという最大の間違いを、極限まで繰り返しました。
「払えなくなった金利の借金」よりも「さらに高い金利の借金」を、
「払っていける」訳が無いのです。
11万円のローンが払えなくなったら、この時点で、
銀行に相談して、半額にしてもらうことをすべきでした。
これは弁護士に頼まなくても自分で出来ます。
借金を返済しようと金利の高いお金を借りると、必ず破綻します。
結局、Aさんは自己破産を申し立てることになりました。
マイホームも、結局は手放すことになりました。